CHICO CARLITO復活か

REC5の興奮冷めやらぬままREC6に突入。

 

6-1となる今回の見どころはなんと言ってもモンスター陣の強さでしょう。

 

不調続きだったCHICO CARLITOも、以前の強さを取り戻したように感じられる回でした。

 

 

Liquid21

リーダーのCarterをはじめとして、ID、KKといわゆる「かっこいいラッパー」で構成されたチーム。

 

IDは昨日開催された戦極MCBATTLE主催のイベント『戦極鉄人』内で開催されたトーナメントで、あの晋平太を倒したうえで、見事優勝を果たしています。

 

バトルを観る前に少し心配だったのが、Liquid21のうち特にCarterとIDは一つの大きなパンチライン(韻を含む)で勝つタイプのMCじゃないということ。

 

ある程度の小節数ラップすることで初めて生まれるグルーヴ感が彼らの持ち味でもあります。

 

それが3on3もしくは2on2になったときに短い小節でマイクパスしたら損なわれてしまうのではないかと思っていたのですが、悲しくもこれが現実のものとなってしまいました。

 

ROUND1

Liquid

Carter

まずは先攻 現状打破

こっから飛び乗った

ビートにさ

いつもと違う今日

明日夢見る

 

KK

調子はどうですか?

久ぶっりっすね

最高のステージ

ありがとうマイメン

 

ID

てめぇら

モンスターにとっちゃ

ルーティンワーク

けど足払って

何故か 宙に舞う

 

 

モンスター1

CHICO

飛び乗ったって

俺は文字通り

ぶっ飛んできた

羽田まで

2時間のフライト

そして持ち合わせた

これまるでコックピット

 

T-Pablow

何が先行 現状打破

絶対に負けないぜ

戦争なら 俺だって

ラップするルーキー

撮れ高知らない

読めない楽譜と空気

 

サイプレス上野を除いて、CHICO CARLITOとT-Pablowの二人で回します。

 

「飛び乗った」というCarterの言葉を拾って、「文字通りぶっ飛んできた」と上手い言い回しで返すCHICO CARLITO。

 

T-Pablowは平常運転で相手の韻を拾って固く韻を踏み返します。

 

Liquid

Carter

ありがとう 今までの波

作ってくれて

その上に上手く乗って

次を目指すぜ

フリースタイルで頂上

まだ高いテンペスト

どこに行くの?

 

ID

対して中身もねぇのに

客にウケることばっか

走っちゃったB-BOY

 

KK

俺ら最高21 調子がいい

お前ら切り刻んで

次に進むぜ

 

やはりそれぞれが自分の持ち味を出す前に、マイクをパスしてしまい、全体的にパンチラインと呼べるラインがなく、中度半端に終わってしまいます。

 

モンスター1

サ上

いや、今の全然

うまくないですから

ていうかACE

何やってんだよ?

あっ 違った ID

俺は知らないぜ

I’m luv u hit!

 

CHICO

ID 俺はお前のこと

知ってるけども

パリピみたいな

格好なんかして何それ

OK?

分からないなら これ

乗りこなせないぜ荒

ナーミン

 

今度はT-Pablow以外の二人で回すモンスターチーム。

 

今回のようにかっこよさ重視のラッパー相手には、やはりサイプレス上野が映えますね。

 

このバースからCHICO CARLITOのキレッキレのグルーヴ感が出始めます。

 

Liquid

ID

皆知ってるだろ

本当の意味でのエース

言葉に魂込める Hope

Dope Strong

 

KK

何か上辺撫でたような

ライムだけ そんなんじゃ

つまらねぇぜ 俺ら倒せねぇ

 

Carter

俺らにエースはいるけど

そのジョーカーめくって

破って Burn up

 

サイプレス上野の、IDをACEと見間違えるという面白いラインに対し、「俺はACEじゃなくエース」だと上手い言い回しで返すID。

 

さらにCarterがそこからトランプに例え、ジョーカーと繋ぎ、「お前らの切り札を破って燃やす」という意味の好ラインをキックします。

 

この流れはかなり綺麗でかっこよかったですね。

 

モンスター1

T-Pablow

俺の方が確実に

お前よりもエースです

握ってんのはペースです

絶対に負けないよ

現状打破 分かるかな?

俺ら無いだろ 天井なら

 

サ上

エース 皆知ってるとか

言ったけど

歓声が1つもねぇ

お前のことなんて

観客誰も知らねぇ

 

 

 

結果

いとうせいこう以外の4人がモンスターに票を入れ、モンスターチームがまずは一本。

 

モンスターチームは毎ターン一人が休んで、残りの二人がラップするというルーティンを用いており、流石戦い慣れしているなーという印象。

 

反面、チャレンジャーチームは、最初に危惧した通りの結果になってしまい、それぞれの持ち味を全く生かすことができていませんでした。

 

 

 

 

 

ROUND2

Liquid

ID

緊張 アスファルト

足が緩んだぜ

かもでも知らねぇ

でも明日はねぇ

はした金で雇われた

ギャランティ

俺に+more

cash everything

 

Carter

チェチェチェック yo

チェチェチェックBOY

また火付ける123

俺ら3人 Liquid

個体にも液体にもなる

ちゃんと答えてくれ

 

モンスター1

T-Pablow

もっとゆったり

乗せようぜ まったり

へたくそでガッカリ

俺ら勝っちゃうぜ

ちゃっかり

本当にガッカリ

中身ない

 

CHICO

ガッカリ ガリガリ

ヨーガリー ヒーガリー

お分かり? 俺がチコカリ

これ神がかり

お前らが負けるの

Anniversary

 

ROUND1に引き続き、二人体制で戦うモンスターチーム。

 

T-Pablowがここにきてメロウなラップで、それまでとのコントラスト生み出します。

 

さらにCHICO CARLITOが短い韻を繋いでグルーヴ感を出し、最後にはがっちり5文字踏み。

 

両者ともに流石です。

 

Liquid

KK

大丈夫 俺らは負けねぇ

余裕の笑み綽綽

余裕で勝っちまう

 

ID

尺尺ばっか稼いでるMC’s

元気はどう? けど俺らは

天気が良い

 

Carter

また くしゃくしゃの紙を

掴むだけ だけど

この上上がれば

More Money

Get Money Get

 

ID

コイツがどうして今日

こういう髪型を

してるかって

お前らの惨敗を

拭きに来たんだよ

 

Carterの髪型をモップに例え、「お前らの惨敗を拭きに来た」という面白ラインを出すID。

 

ただ、こういったラインは、先に相手にいじられて初めて成立するもので、能動的にやってしまうと一気にネタ臭くなってしまうんですよね。

 

仮に即興で思いついていたとしても、相手にいじられるのを待った方がいいように思います。

 

モンスター1

サ上

いや 今Carterが

メッチャいい事

言ってたけど

ID 横から入ってきて

ごちゃごちゃ

言ってんじゃねぇよ

何言ってるか

全然分かんねぇ

けどCarter

言わせてやるよ

お前の奥歯ガタガタ

 

CHICO

天気が良いっていうか

そこらへんの方が

悪天候のよう

アップテンポ フロウ

発展途上

まだいけんだろ

Let’s get it on ha?

バラ色の日々

 

誰もが思っていたであろうことを火の玉ストレートで言うサイプレス上野。

 

やはり、今回のような相手とはかなり相性がいいですね。

 

CHICO CARLITOは相変わらず絶好調で、全盛期と遜色ない力を見せつけます。

 

Liquid

Carter

アップテンポな

フロウとか言う割に

全然緩すぎて 聴き分け

分からん

俺がいい事言った?

ちゃんと聞いてくれてて

ありがとう

くしゃくしゃにするぜ

 

KK

大丈夫 いつものように

フロウするだけ

このステージ 物怖じなし

 

ID

今日は何かを

変えにきたんじゃねぇ

自分たちの金と勇気で

変えにきたんだよ

 

最後のIDのバースも良いことを言っているようですが、割と使い古された言い回しですし、突拍子が無さ過ぎてパンチラインとしては弱すぎますね。

 

モンスター1

T-Pablow

おい お前ちょっと

先輩に言われたぐらいで

元気無くすなよ 坊や

お前ら チャレンジャー

もっと粋がっていいんだぜ

若いんだしな

 

サ上

意気込みはいいけど

次の相手は僕なんで

僕の方見てもらって

いいでしょうか?

お前ら3人揃った所で

嫌にはなんねぇから

お前 嫌になってから

パキっと折ってやるぜ

 

結果

ROUND2の結果は、KEN THE 390以外の4人がモンスターに票を入れ、モンスターチームの勝利。

 

二本先取でモンスターチームが勝利しました。

 

今回のバトルは地力の差もありますが、チーム戦の慣れの差がかなり勝敗に影響を与えていた印象です。

 

次は是非ともシングルで挑戦して欲しいですね。

 

p.s. IDはACEよりもKiano Jonesにそっくりだと思うのは僕だけでしょうか。

 

EINSHTEIN

前回のRECで呂布カルマが一人で挑戦しましたが、どうやら今回からシングルチャレンジのシステムが確立されたようです。

 

システム確立後、初のチャレンジャーは以前チームで出場したことのあるEINSHTEIN。

 

音源制作に注力するEINSHTEIN、一体どんなバトルを見せてくれるのでしょうか。

 

 

ROUND1

あいん

バトルやる 約 一年ぶり

ちょっとしようかな

ビビってるふり

嘘 嘘 今回100万円

抱くまで EINは

帰れま10

お前は超ヤバイ

かけてやるよ不老病

調子どうっすか?皆さん

Put your hands up

こんなWackでは

無駄ですわ

ちこ

「超ヤバイ」って

言った後に「Wack」って

言ったり 自分の頭

どうなってんだい?おい

分かってないの

お前の方だぜ 坊や

Blow your mindよりも

俺の方がヤバい

つまり超ヤベェ

トーナメント 総なめ

公開線 超えて

ここにいるぜ

CとHとIとCとOだぜ

つまりこの場所で

オーガナイズしてやるよ

これが俺の

超ヤバいバースだよ

Word up

前半でアンサーを返し、EINSHTEINの「超ヤバイ」の音と同じライムで踏み返します。

 

さらに、「超ヤベェ」と言い換えたうえで怒涛のライム連打。

 

本当に今回のRECのCHICO CARLITOにはかなり期待できそうです。ヤバいです。

 

あいん

超ヤバい1バース

お前パクッて食っちまうよ

ハンバーグ

まるで俺なら白ご飯

マイク一本で一刀両断

まぁ見とけすぐ 5年後

俺の横にいるのは広瀬すず

それか戦いすぎな体

癒すのは新垣結衣

 

CHICO CARLITOのバースという言葉を拾って韻を踏み、独自性の高いライムを展開。

 

今までの流れからの繋がりがなく、ネタ臭さは否めませんがライムの面白さが光ります。

 

ちこ

人の名前使って

上げてるのは お前

『EINSHTEIN』も

借りパクしてる

ハードル高いぞ

もっと頑張れ you know?

つまりお前じゃ

発明できない

この発明

発電所なら

回り続けてるぜ

新垣結衣はうちなーの

しーじゃー

分かってないな お前

ピーマン

 

アンサーもキレッキレのCHICO CARLITO。

 

EINSHTEINが有名人の名前を上げたことに対し、「人の名前を使って客を沸かしてる」とDISしたうえで、「『EINSHTEIN』という名前すらも人のもの」と繋げます。

 

さらに、新垣結衣が沖縄出身であることを引き合いにだしアンサーします。

 

あいん

ピーマン?てかアンタ

最後 何言ったの?

分からないよ

まずは内容からRide on

してくだけだ

踊りな さっさと

ここをどきな

お前ちょっと待って

さっきからうるさいから

口塞いだら?喋んなよ

口臭いから

もしかして食った?

ドリアン

どけよ EIN様のお通りだ

 

ちこ

お前の方こそ

とっととどきな

EINSHTEIN EINSHTEIN

教えてくれ

相対性理論とかは

どうなってる お前の本

つまりお前じゃ

まだ無理 からくり

スキルがやっぱ

偉人だから古い

2007のまんまだぜ

Bull shit

 

結果

結果はクリティカルヒットでCHICO CARLITOの勝利に終わりました。

 

決してEINSHTEINが不調だったというわけではなく、地力の差に加え、CHICO CARLITOの好調ぶりによってここまでの差がついた印象です。

 

 

今回はCHICO CARLITOの回と言っても過言ではないぐらい、絶好調でしたね。

 

ダンジョンは周知の通り、RECごとに収録していますから、次週以降のCHICO CARLITOにもかなり期待できそうです。

 

今回を機に、完全復活となってくれればいいのですが・・・。

 

今後のCHICO CARLITOに注目ですね。

 

視聴者の反応

アイキャッチ画像/©tv asahi/フリースタイルダンジョン