前回2on2、1on1と危なげなく勝利を収めたSAM、9for、MC KUREIの三人からなる“戦極ライマーズ”。

 

果たして般若に辿り着き、見事100万円を手にすることはできるのか・・・!!

 

 

戦極ライマーズ

3rdステージが3on3と分かるやいなや、それぞれ歩き出しステージ上に均等に並ぶ戦極ライマーズの3人。

 


©フリースタイルダンジョン/tv asahi

 

そしてSAMが「Rさん、Rさん」と呼びかけると、続いてMC KUREIが「パブロくん、やりましょ!」と一言。

 

さらに9forが「サ上さん!サ上さん!」と呼びかけます。

 

どうやら、3on3をやる上で事前に決めていた戦法のようで、疑似的に1on1を作り出して戦おうとしている様子。

 

たしかに3on3をやる機会なんてそれこそダンジョンぐらいしかないでしょうし、毎度3on3をやっているモンスターと比べると、チャレンジャー側が不利ですから、いい戦法と言えそうです。

 

そして、これはほとんどの視聴者にとっても有難い形ではないでしょうか。

 

しかし、そんな視聴者の気持を知ってか知らずか、「まぁまぁ始まってからそれは・・・」とやんわりと断るR-指定。

 

モンスターならこれに応えるぐらいの気概は見せてほしかったなぁと思いつつも、まぁ砦を守っている立場上仕方ないのでしょう。

 

というわけで、通常通りの3on3スタートです。

 

※二文字以上の韻は赤字。(同音同義語を除く)

 

3rd STAGE(3on3) ROUND1

モンスター

サイプレス上野:

とか韻とか韻とかいいわ

俺が好きな女は淫乱

9for調子がいいな

でも残念ここで死んだ

 

R-指定:

自分で体位とか場所 決めといたくせに

後攻とんのかお前ら

無茶苦茶に矛盾してるぞ

ネタくさいライムばっか

9forのマイナス1で

8×4 振りかけてやろうか

テメェ臭ぇんだよバカ野郎

 

 

 

R-指定の「自分で場所決めといたくせに後攻取るのは矛盾してる」という主張は、よくわかりませんでした。

 

前提としてモンスターはチャレンジャーの1on1の申し出を断っているわけですから。

 

数字ネタで有名な9forに対し、

 

9-1=8

ネタ臭いから8×4(エイトフォー)かけてやろうか?

 

という数字ネタで真っ向勝負を挑むR-指定。流石オールラウンダーと言ったところ。

 

チャレンジャー

9for:

まぁ8×4かけられても

ピースサイン足してもらえれば

10になるから天に飛び立とうぜ

それかサ上さん ただのおっさんだ

勝っちゃって よっしゃっしゃす

 

MC KUREI:

いやRくん そうやってなんか

風俗で童貞卒業した事で

セックス語るんすか

ちょっと面白いっすね

 

空白の時間:

・・・・・。

 

9for:

揚げ足ばっかで

頭皮もメッキも剥げてきてます

 

 

R-指定の数字ネタに対し、

 

8+2(ピースサイン)=10(ten)

天(ten)に飛び立とうぜ

 

と即座に高校生ラップ選手権のサンプリングも交えて数字ネタで返す9for。

 

9forというMCネームから、8×4といじられることも少なくないようですから(ツイキャス情報)、これはストックとして持っていたのでしょう。

 

所謂「数字ネタ通じねぇな」というやつですね。

 

その後MC KUREIが、「風俗で童貞卒業したのにセックス語るんすか?」と皮肉を言うのですが、R-指定は既に彼女も出来ていますから、これはあまり的確なアンサーとは呼べないかもしれません。

 

また、その後MC KUREIはマイクパスしたつもりだったのですが、SAM、9for共に反応できず。

 

これは中々の痛手でしたね。

 

モンスター

R-指定:

おいおいテメェら風俗語るくせによ

途中で詰まってんじゃねぇ 詰まるな

つまらないことは言うな

つまり 俺は風俗に金払ってんじゃねぇ

それも全部バトルで稼いだ金だ

お前らとは格が違うんだ ボケが

 

T-Pablow:

あれ?つまらなくない?

韻しか無いならつまらなくない?

俺フロウで魅せるタイプなんだけど

即興でやってくだけなんだけどね

これ早口じゃなくて

フロウって言うんだよ 分かるか?

お前らとの違い見せてく

これはEasy game

異次元に連れてく お前らのBGM

 

このバースはT-Pablowのフロウが光りましたね。

 

途中少し詰まってしまったものの、最後はしっかり韻も踏んで立て直しました。

 

しかし、T-Pablowは本当に毎回毎回新しいスタイルを見せてくれますね。

 

普通こういう大きな舞台で、かつモンスターという立場上、自分の得意なフロウで安パイを取りがちだと思うんですが、このチャレンジ精神。感服です。

 

チャレンジャー

SAM:

早口すぎてつまらない

アンダーグラウンドレペゼン

グラ叩き

夢見心地 胸に誇り

韻の形 Rさんスパッ!一丁上がり

半年間 牙は研いできた

レぺゼンアンダーグラウンド

地下のユートピア

安すぎるライム ミラノ風ドリア

俺のverseだ みんなぶっ飛びな

 

 

最低5文字という高水準のライミングで会場を沸かせるSAM。

 

個々の韻もユニークで申し分無しですね。

 

強いて言えば韻の間の言葉が少し雑かなーという程度でしょうか。

 

とはいえ、そんな指摘をするのも野暮なぐらいのライミングスキルを見せてくれました。

 

モンスター

サイプレス上野:

まず、まずまず最初に居たのに

どこ行ってんの?寂しいよ

こいつら激安の???

 

R-指定:

???とかいいけど

お前磨いてきたのは爪じゃなくて牙

分かるか? 爪や牙磨いても

どうせ付け焼刃

だから一回練習に来い

俺たちの地元梅田にな

 

チャレンジャー

9for:

梅田にな 付け焼刃

ほらスキルがあるから胸張ります

そこのとこで付け焼刃

下ネタじゃなくて腕だしな

 

SAM:

これが付け焼刃 俺らが100万獲る

目に焼き付けな

アンダーグラウンド 日向と日陰

マイク持ったなら後ろにゃ引かねぇ

 

 

結果&解説

結果は3:2でモンスターの勝利。

 

個人的には、R-指定がアンサー重視のスタイルだった割に、いまいち的を射きれてないのが気になりました。

 

チャレンジャー側のミスに助けられた一面もあり、かなりの辛勝だったように思います。

 

 

 

3rd STAGE(3on3) ROUND2

モンスター

R-指定:

マイク持ったら 後ろには引かねぇ

むしろ修羅場だぜ

武士の深情けで切る みたいなもんだ

お前色んな定型文みたいなラップしてたら

呪いのチェーンメール送ってやろうか

 

T-Pablow:

あとお前 MC KUREI

俺とやるって言ってたのに

ビビッてあっち行っちまってよ

つまんねえな

 

R-指定:

しょうがない しょうがない

だってKUREI(clay)だったら

ハリボテじゃなくて紙粘土

お前にハリセンボン

与えてやろうかボケが

 

 

ラウンド1とは異なり、8文字踏み当たり前のガチガチ押韻スタイルのR-指定。

 

やはりこっちの方がしっくりきますね。

 

突如、紙粘土とハリセンボンの韻が降ってきたのか、T-Pablowのバースに割って入るのですが、これが後に小さなすれ違いに・・・。

 

これは小話なんですが、ハリセンボンと言いながら手の動きが明らかにハリセンで叩く動きだったのが、個人的にはツボでした。

 

チャレンジャー

MC KUREI:

リセンボンそれか吊り天井

首根っこ お前のスキルまるで

シュミテクトみたいに白くしちゃうぜ

歯磨き粉 足場にも だけどこの場所

お前の負けの試合が始まるよ

 

SAM:

またハリセンボン

こちらロロノア・ゾロだぜ 大剣豪

当たり前俺も後ろは見ない

Rさん思ったより口ほどにない

 

 

ここにきてMC KUREIが魅せます。

 

R-指定の“ハリセンボン”を拾い、怒涛の押韻。

 

さらに、SAMもハリセンボンで韻を踏みます。

 

モンスター

サイプレス上野:

シュミテクト

こいつらのラップは趣味ですよ

バトルのプロ 間違えんな

履き違えんなよ 9forどこだ?

小さくて見えない 成長期

挨拶もありがとう

お前のその白い目

マジ真っ白にしてやるよ 漂白???

 

今回はサイプレス上野の独壇場。

 

“シュミテクト”と“趣味ですよ”の韻は、もう本当に誰でも思いつくような韻なんですが、逆にそれがサ上っぽいというか。

 

サ上が頭にシュミテクトって出した瞬間、「趣味ですよで踏んでくれるんでしょ!?」という謎の期待感に包まれ、踏んだ瞬間には「キターーーーーー!!」という感じ。

 

この感情、伝わりますでしょうか(笑)

 

チャレンジャー

MC KUREI:

数々 言ってるけど

俺と誰やっても関係はねぇぞ

9forにファイティングポーズ

しっかりとしてる

サ上のお口に南京錠

 

9for:

南京錠 南京錠

フリースタイルダンジョン制覇して

皆勤賞もらうぜ

シューズはいつもナイキ色

マイクがハンマーならマイティ・ソー

 

モンスター

T-Pablow:

そうそう皆勤賞

俺たちはいつもフロウしてる

最新フロウ でやってくだけだ

俺がやってくだけ この場所で

お前たちはつまんねぇ

逃げてるばっかで焦点が合ってねぇ

 

R-指定:

分かるか?つまりは

お前らがうだうだしょうもないことを言ってるがな

俺は勝利にしがみ付いてんじゃない

勝利が板につく

この場合 親指 thumb は下に向く

 

おそらくここら辺から、R-指定とサイプレス上野両者ともに、「やばい・・・T-Pablowの出番少なすぎじゃね?」という思いが出始めたのでしょう。

 

T-PablowはT-Pablowで、遠慮しているのか一人メインステージから遠いところに立っています。

 

そして、R-指定が手招きしてT-Pablowがラップ。

 

「え?俺すか?」感満載でスタートしたためか、少しグダグダに。

 

しかし、その後R-指定のSAMとthumb(訳:親指,読:サム)をかけたトンチの効いたラインでカバーするも、ちょっと痛手でしたね。

 

チャレンジャー

SAM:

SAMは下に向くわけじゃないぜ

牙をむいて一皮剥ける 当たり前

そういうのクソ嫌い さした兆し

一点の曇りなし

 

9for:

板についてるけども

こいつらのDISは立て板に水ってことで大丈夫ですか?

この差 くたばれバカ

髪の毛見てても 砂かけ婆

 

 

R-指定のトンチの効いたラインに、これまたトンチの効いたダブルミーニングで返すSAM。

 

そして、9forの“くたばれバカ”と“砂かけ婆”のパンチラインが最後にバッチリ入りました。

 

結果&解説

結果は4:1でチャレンジャー側の勝利。

 

モンスター側のグダグダ感が目立つラウンドだったなぁというのが第一印象でした。

 

毎週観ていると分かるのですが、モンスター側はある回を境に、3on3のマイクパスの順番をきっちり決めています。

 

恐らく今回は、チャレンジャー側の1on1の要求に、ラウンド1で中途半端に乗ってしまい、そこから少しずつ崩れていったのでしょう。

 

ERONEのクリティカル阻止に助けられた一戦でした。

 

 

3rd STAGE(3on3) ROUND3

モンスター

サイプレス上野:

泣いても笑っても第三ラウンド

9for 裏でタイマンやんぞ

体感温度 やっと暖まってきて最高

 

T-Pablow:

お前ビビってるぜ 自分自身に

ビート上が俺の私有地

音に乗るだけ自由に

未だにチューニングは思春期

 

珍しく長いライミングで魅せるサイプレス上野。

 

そしてここにきてT-Pablowがまたも新しいスタイルを魅せてくれました。

 

たっぷり間を使って最後までケツできれいに韻を落とします。

 

誰も挑戦しなかったUSのフロウをバトルに輸入し、今の位置に満足せずに常にチャレンジし続ける姿勢、そしてこれだけ間を使う度胸、誰もが感じるT-Pablowの主人公感を今回のバトルで再確認できました。

 

昔はこのチャレンジを見るたびに、「大丈夫か・・・?」とハラハラしていたのですが、最近ではもう安心して観てられます。

 

チャレンジャー

9for:

コイツが思春期だって

俺はリズム変わって 自分勝手

はめ込む言葉 四十八手

誰?相手にならないT-Pablow

すぐさま死んじゃうよ

すぐさま死んじゃうよ

ネタ暴くぜ 古畑任三郎

 

SAM:

古畑任三郎から 二文字 三文字

韻がクソ そりゃ死んじゃうよ

ダメじゃない? 青春 青い春

余裕 遊びだす

遊びだす 同じ 俺ローカルをレップ

音楽のセンスばっちり見せる

燃やすライム これポートガス・D・エース

 

T-Pablowの“思春期”という単語に、“だって”を追加して韻を踏み繋ぐ9for。

 

高い即興性を見せつけます。

 

そして、9forから古畑任三郎という単語をキャッチしたSAMは、4~5文字の韻を矢継ぎ早に繰り出すことで、グルーヴ感を生み出します。

 

さらにポートガス・D・エースで落とすのですが、事前にロロノア・ゾロも登場しているのがイイ感じに布石になっていましたね。

 

ただ、後半はマイクパスするつもりだったようで、多少韻の流れが強引でした。

 

モンスター

R-指定:

お前が古畑だったら 白色のを振る旗

分かるかな 自分勝手奇襲作戦

四十八手なんて沈んじゃってるのお前ら

分かるか?こうやってラップやるもんだ

締めろ締めろ サイプレス上野

かましてやれよ あっ 終わったわ

 

サイプレス上野:

T-Pablowかませ

 

T-Pablow:

俺なら練るライム お前ら

俺なら即興 蹴るバース

こいつら 頭にぶち込む鉄パイプ

ストリート咲いたバラ

つまりはヴェルサイユ

悪いけどこちとらインファイト

ハナから違ぇんだ こちとら階級

別階級

 

これまたT-Pablowのターンといった感じでした。

 

一言。めちゃくちゃかっこよかったっす。

 

チャレンジャー

MC KUREI:

お前がなんだか 別階級

アイドルラッパー EXILE

みたいなもんだろ ここで終わりだ

お前はモナリザみたいなもんか

Po Po 言ってるけれども Ho Hoしてるだけ

俺らがラップの関東選抜

余裕の表情 ダンジョン制圧

 

9for:

お前がアイドル崩壊

まるでさ ライブを膨大

ハチの巣状態

相手にならないな

出てくる言葉だけまたもビート

ハメ方違いすぎるぜ サ上さん

何もさスキルが全くない

 

T-Pablowの“別階級”を拾ってEXILEで踏み返すMC KUREI。

 

ここでT-Pablowと一触即発の状態に。

 

恐らくですが、T-Pablowは、チャレンジャー側が初めに1on1に持ち込もうとしたときに、MC KUREIが自分を指名したときから、既にイラっときていたんでしょう。

 

チャレンジャー側は最も勝率のありそうな組み合わせで、指名しているでしょうから、T-Pablowからしてみたら、MC KUREIに「コイツになら勝てそう」と思われているわけです。

 

そして、アイドルラッパーと揶揄され、スイッチが入ったのでしょう。

 

 

モンスター

サイプレス上野:

若いってのはいいなぁ マジで

言いてぇ言葉ばっか言ってりゃ

それが楽しい 跳ねるのやばい

若さよりも俺の大人の味が

お前に伝わるだろう

お前四十八手とか言ってるけど

童貞野郎

 

R-指定:

お前らインタビュー動画観たか?

誰も踏んだことない韻をとか言いながら

EXILEと鉄パイプ 誰も何万回くらい踏んでる韻やんけ ボケ

ハチの巣だったら8って数字を横に押し倒して∞(インフィニティ)

俺は無限 このままラップしてくお前ムリゲー

 

サイプレス上野のアンサー力が光ったバースだったように思います。

 

若いってのはいいなぁ マジで

言いてぇ言葉ばっか言ってりゃ

それが楽しい

 

これって暗に「若いやつは発言に責任が伴ってなくて、適当なことばっか言ってる」と揶揄しているのだと思います。

 

T-PablowがキレさせたMC KUREIへのアンサーですね。

 

そして、9forに対する四十八手のアンサーも完璧でした。

 

 

R-指定の、

 

8って数字を横に押し倒して∞

 

このラインは、NIPPSの『Galaxy Pimp 3000』のサンプリングでしょう。

 

連中にクレイジーと言われて十年
九番目の雲に乗って何年
8 倒してその意味無限
Seven 野生の罵声のヘブン
6 シックス Sexの六
5 指の数だけのベノム
4 息子に落とした死Son
3 魔法の数字で掛け算

『Galaxy Pimp 3000 ft. Muro & Dev Large』/NIPPS

 

チャレンジャー

SAM:

そう ハチの巣状態からまた

これはNight show time

神の到来 倍のフロウから飛んでく

ライト兄弟

はるかに上空 これは危ない夜から

また爆弾じゃなくて喉元いただく

サムライソウル

 

9for:

8を横に倒すな 人生と同じだ

中指はさ 一度立てたらバトル

それをつき通す

コイツがさ つき通す

まるでさ筋を通す

お前らゴミ Like a 発泡スチロール

 

結果&解説

最終結果は3:2でモンスターの勝利に終わりました。
結果的には勝利となりましたが、辛くも勝利出来たという印象。

 

かなり拮抗したいい試合だったと思います。

 

チャレンジャーチームはやはりSAMが、頭一つも二つも抜けていて、チームを引っ張っていた印象。

 

反面、モンスターチームはバランス良く全員が活躍していた印象でした。

 

強いて言えばT-PablowがMVPですかね。

 

先輩二人を差し置いていい活躍ぶりでした。

 

視聴者の反応まとめ

 

さて次回から噂の晋平太回に突入。

 

現状、さして問題のないネタバレを一つ。

 

 

 

見たくない方は、ブラウザバックしてください。

 

 

 

 

T-Pablowがブチ切れしたというのは本当です。

 

これはZeebraのTwitterを遡れば誰でも確認できるネタバレです。

 

残る情報は実際に観て確かめてください。

 

どうしても気になる方は、過去のネタバレ情報と、T-Pablowのブチギレが事実であるという情報を照らし合わせてみれば、どれが真のネタバレかは自ずと分かることでしょう。

 

とはいえ、次週からもう晋平太回ですから、待てないほどの時間でもないはずです。

 

是非放送を観てその目で真相を確かめることをおすすめします。