皆さんは“ジャケ買い”をしたことはありますか?

 

CDを試聴することなく、ジャケットのみを見て購入することです。

 

ジャケットというのは、消費者の購買意欲に視覚的に訴えかける、いわばそのCDの“顔”です。

 

いや、PCやスマートフォン、音楽プレイヤーなどでその曲を聴くときにもジャケットが表示されるため、収録曲すべての“顔”と言ってもいいかもしれません。

 

そんな、曲の“顔”となるジャケット。

 

外注するアーティストもいれば、自分でデザインするアーティストもいます。

 

しかし、デザイナーに外注するとなれば相応の値段がかかりますし、センスがなければ自分でデザインすることも難しいでしょう。

 

アルバイトの傍ら、ストリートアルバムを制作しているような方にとって、ジャケットのデザインというのは悩みの種でもあるのです。

 

 

 

人工知能によるアート革命

将来、人工知能がより成長を遂げることで、現存する職業のほとんどが人工知能で代替可能と言われています。

 

そして、人間が必要とされるごくわずかな職業のうちの一つが芸術です。

 

しかし、その芸術すらその立場が危ぶまれているというのです。

 

 

ロシアで開発された人工知能を用いたWEBサービス『Ostagram』は、基礎となる画像を素材となる画像のタッチでリタッチすることが出来るものです。

 

百聞は一見に如かず。

 

まずはこちらをご覧ください。

 

 

こちらは、アートの本場ニューヨークで活動する著名な画家、ビソーク・マルコの代表作『花と華』です。

 

 

 

 

嘘です。

 

ビソーク(B速)・マルコなんて画家は存在しません。

 

なんと、これは人工知能によって描かれたアートなんです。

 

元の画像はこちら。

 

 

 

十分キレイですが、アーティスティックかと言われるとイマイチですよね。

 

 

先ほどのイマイチな画像を、この画像のタッチでリタッチすることで、最初の画像が完成するのです。

 

人工知能・・・恐ろしいですね。

 

その他の作例

どの作例も、人工知能が作ったとは思えないほどにアーティスティックです。

 

人工知能アートにチャレンジ!

さらに驚きなのが、この『Ostagram』は無料で使うことが出来るのです。

 

当サイトでも早速試してみることに。

 

基礎となる画像として、今回は今月の24日にニューアルバム『INDIGO』をリリースするSALUさんにご協力いただきました。

 

 

『INDIGO』のジャケットです。

 

流石ジャケットというだけあって、オシャレですね。

 

このままでも十分に完成されているのですが、今回は少し雰囲気を変えてみたいと思います。

 

素材として用意した画像がこちら。

 

 

『INDIGO』のジャケットと比べるとだいぶポップですね。

 

この二つを合わせると、一体どうなるのでしょうか・・・。

 

 

 

 

 

 

おお・・・。

 

おお・・・・・・。

 

ジャケットっぽいです。

 

いや、元がジャケットなので当然と言えば当然なのでしょうが、やはり人工知能が描いたものとは思えないですね。

 

ではこちらの画像を素材にするとどうなるでしょうか。

 


©Wetpixel/Photo by leeblack

 

アルバムタイトルは『INDIGO(藍色)』。

 

藍色といえば海中。

 

海中といえば魚。

 

 

 

 

部分的に魚独特の生臭さを感じますが、なかなかどうしてアーティスティックに仕上がりました。

 

『Ostagram』の使い方

『Ostagram』は無料で使えると前述しましたが、課金することも可能です。

 

無料で使おうとすると、登録後の初回利用であれば待ち時間なしで使えるのですが、それ以降は待ち時間が発生します。

 

確認した待ち時間は長くて240分、平均は80分ほどだと思います。

 

また、無料の場合画質があまりよくありません。

 

待つのが嫌でどうしても高画質の画像を作成したい方は課金してみてください。

 

※待ち時間に関しては一応、解決策がありますので、後述いたします。

 

 

会員登録

まずは『Ostagram』で無料会員登録を行う必要があります。

 

サイトへジャンプしたら右上の『process an image』をタップ(クリック)してください。

 

 

Facebookアカウントを使って会員登録したい方は、『Facebook』をタップしてください。

 

それ以外の方は画像の通りに操作したら、下部にある『Sign up』をタップしましょう。

 

ちなみに、上の画像はPCのものですが、スマートフォンからでも問題なく使えます。

 

※海外サイトですのでPC、スマートフォン共に挙動が遅いことがあります。一度タップしてもページが変わらない場合、数秒待ってから再度タップしてみてください。

 

会員登録が完了すると、パスワードが記載されたメールが届きますので、記載されたパスワードをコピー&ペーストしてログインしましょう。

 

動作方法

ログインしたら再度『process an image』をタップしてください。

 

こちらがタップ後の画面です。

 

かなり簡単に解説していきますので、もし分からないことがございましたらコメントにてご質問ください。

 

style scale

ブラシのサイズ。値が大きければ大きいほどブラシサイズが大きくなり、より幾何学的なデザインに仕上がるかと思います。

繊細なタッチで、基礎にした画像がある程度分かるようにしたい方は小さめにしましょう。

とりあえずは初期のままでいいかと思います。

隣のクエスチョンマークをタップすると数字ごとの例が見れます。

 

style weight

こちらも小さければ小さいほど、基礎にした画像が判別しやすくなります。

とくにこだわりがなければ初期のままで構いません。

隣のクエスチョンマークをタップすると数字ごとの例が見れます。

 

use content color

基礎となる画像の色合いを残すかどうかの指示です。

ここをオフにすると素材の画像の色が使われます。

冒頭で例として作成した『INDIGO』のジャケットはOFFで作成しています。

 

 

上記三つの要素を設定したら、『click for uploading your image』という欄をタップして、基礎となる画像を選択しましょう。

 

次に素材となる画像(filter image)を選択します。

 

素材となる画像は既に『Ostagram』側でいくつか用意されています。

 

この用意された画像は、いわゆる安パイというやつで、どれを使ってもそこそこいい感じに仕上がります。

 

魚群の画像のように自分で用意した画像使いたい方は、『FROM FILE』という部分をタップしてアップロードしましょう。

 

ただし、自分で用意する画像は縦と横、両方の大きさが300px以上の画像でなければいけません。

 

小さすぎる画像は使えないということです。

 

 

 

さて、解説ついでに再度何かを作ってみたいと思います。

 

当記事はCDのジャケットに関する記事ですから、頑張って用意しましたよ。

 

こちら。

 

 

『もしも当サイトで音源を制作したら』をコンセプトにジャケットを作成しました。

 

とはいえ、流石にこれでは殺風景が過ぎますね。

 

というわけで、今手元にある物を写真にして、貼り付けてみました。

 

 

  • 爪切り
  • タバコ
  • MONO消しゴム
  • BICのライター
  • 申し訳程度の星とハートマーク

 

HIPHOPさの欠片もない、なんとも生活感溢れるジャケの完成です。

 

タワレコでこんなものが店頭に並んでいたら、思わず二度見したあとに目をこすってしまうことでしょう。

 

素材となる画像はこちらを使用します。

 

 

果たして、このゴミのようなジャケットが一体どこまで、“それ”っぽくなるんでしょうか・・・。

 

 

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解説に戻ります。

 

画像二つを選び終えたら、画面上部の『process an image』をタップしてください。

 

タップ後の画面です。

 

赤枠で囲まれた『1min』がおおよその待ち時間となっております。

 

解説の冒頭でも述べた通り、初回のみ1分という短い待ち時間で利用可能です。

 

WEB上で処理するため、待っている間はブラウザを閉じてもらっても構いません。

 

寝る前などに、何個か処理待ち状態にしておけば、翌朝まとめて完成品が手に入ります。

 

また、どうしても待ち時間が気になる方は新規会員登録を繰り返してください。

 

作業の手数は増えますが時間はかなり短縮できます。

 

 

 

さて、1分経過しました。

 

完成品がこちらです。

 

 

 

 

 

 

そ、“それ”っぽい!!!!

 

これに『ペアレンタル・アドヴァイザリー』のあのロゴを加えると・・・

※未成年に不適切な歌詞を含むことを表す注意書き。

 

 

フリーミクステで名前を上げて、最近巷を騒がせてる謎のラッパーの2ndアルバム『B-soku』の完成です。

 

人工知能恐るべし。

 

おしまい

人工知能による現代アート、いかがだったでしょうか。

 

今回はCDのジャケットという前提の記事でしたが、もちろんSNS等のアイコン作成にも使えます。

 

かなり面白いですし、暇つぶしにはもってこいです。

 

ぜひ皆さんお試しください。

 

それにしても、人工知能の可能性は本当に未知数ですね。

 

アートまで浸食され始めているとなると、音楽もそのうち・・・。

 

そうならないことを願うばかりです。