以前から自身の楽曲のリリックで、ネットラッパーに対する敵意を露わにしていたT-Pablow。

 

それに反応したネットラッパーの一人が、ついにアンサーソングをYouTubeにて発表。

 

一部ヘッズの間で話題となっている。

 

T-Pablow個人に対するDIS曲が発表されるのは今回が初である。

 

 

DIS音源を発表したネットラッパー

今回、T-Pablowに対してDIS音源を発表したネットラッパーは、“ぎぎぎのでにろう”というラッパー。

 

『StudioLama』というグループ兼ネットレーベル所属のラッパーで、音源制作の他バトルへの出場もするなど、勢力的に活動をしており、シンガーソングライターの森山直太朗が2013年に発表したシングル『日々』のカップリング曲である『話がしたい』に、Escar5ot名義で鎮座DOPENESSと共に客演として参加した経験もある。

 

※リンク先のデジタル版の曲名にはEscar5otの記述がありませんが、実際に曲内ではフィーチャリングしています。

 

ぎぎぎのでにろう―バトル動画

 

StudioLama―音源

 

発表されたDIS音源とリリック

『GOOD HOP』と題された当該音源がアップロードされたのは5月4日で、現在4,000回ほど再生されている。

 

 

[verse1]
まるで生理中女子の空中リプ
寒い地元で粋がりルンルン気分
口減らずにグダグダ墨だけ達者
室内犬ども内輪でわんわん
USシコシコ猿真似Japaneseに
アへ顔ダブルピース
互い抱き合う生理的嫌悪
より建設的意見だろ!

“交わりたくない”はずなのに
YouTubeでプロモしまくりのB
見えないなにかを仮想敵にしなきゃ
曲書けないお子ちゃまに
レぺゼン“net”のぎぎぎの返答
タワーマンション(馬鹿登る高所)
見下げた先に何を見る?
君は何を知る?
筋斗雲捨ててチャリで立ち漕ぎ

 

[hook]
陰湿ヤンキー逆恨み
たまに言わなきゃ人気が下がるらしい
「理不尽イジメ」が伝統芸?
岩間予備軍 ゆうメンタルクリニックへ
未だにネットがどーのこーの
言う事自体がしょうもないよ
味がもうしない背骨だけ
ずっと噛んでろ べろべろべぇ

 

[verse2]
ライブで沸けないバトルの現場
能無しBたち運ぶ路線は
ぐるぐる山手循環経路
トピック変わらぬ two turntable
「それが美学」
うん、否定しないよ
「認めない」
お前のイメージちゃんと守れよ
字余りまくりのリズムで
馴れ合い経典垂れ流し

こちら2000年からnetをレぺゼン
5歳から見てきたrealだぜ(life style)
陳腐なメロラップ
補正合ってないよそれ!一緒にすんな
ヤバイのは当然
とりまこれ聴きゃOK
知ったふりしろ
二世の偽物扱い育ち
手放さない匿名で得た価値
最下層から巨大魔法
ぶち抜く思慮の一切ないアホ
てめぇらの基準は知らねぇうるせぇ
寝たきり進めん舌切り雀
落書き便所にビビんな青年
テレビで浅い偏見を喧伝する
サイヤ人 器ちっせ~
君じゃ地球救うのは難しいぜ

 

[hook]
陰湿ヤンキー逆恨み
たまに言わなきゃ人気が下がるらしい
「理不尽イジメ」が伝統芸?
岩間予備軍 ゆうメンタルクリニックへ
曲のショボさは豪華なvideoでカバー?
俺は宅録&手捏ねの動画で打破
味がもうしない背骨だけ
ずっと噛んでろ べろべろべぇ

 

[hook]
陰湿ヤンキー逆恨み
たまに言わなきゃ人気が下がるらしい
「理不尽イジメ」が伝統芸?
終わらぬクソ議題 Like a エンドレスエイト

「現場」「ネット」「バトル」「メディア」
fakeがなにか決め付けなけりゃ
不安な輩の村社会
みんな好きにやれくだらない

 

 

音源発表後の動き

ぎぎぎのでにろうは音源を発表したその日のうちに、T-Pablow個人のTwitter公式アカウントにリプライし、挑発的に音源の存在をアピールした。

 

 

ちなみに曲名である『GOOD HOP』の由来については、本人が次のように語っている。

 

対するT-Pablowは・・・

音源発表から現在5日ほど経過しているが、T-Pablowサイドにこれといった動きはない。

 

ちなみにT-Pablowの弟であり、最近Luizとのビーフで話題になったYZERRは、過去にXLARGE®の記念楽曲『”CLYDE” w』で、ネット出身ラッパーのjinmenusagiと両者とも客演として共演している。

 

 

追記【YZERR】選手権出場の若手ラッパーによるビーフ勃発か【Luiz】

 

※今後何か動きがあれば、当サイト内でお知らせいたします。

 

追記:新たな動きが・・・

T-Pablow vs ネットラッパーの構図に意外な動きが・・・!?

 

個人的な所見(辛口)

中学から高校にかけて、割と深いところまでネットラップをディグっていたと自負している私の、超個人的な見解を最後に。

 

ネットラッパーがT-Pablowに対してアンサーすることは、多くの人が望んていた展開ではあったのですが、正直もう少しシーンに認知されているラッパーがアンサーすべきだったと思います。

 

ここでいうシーンは、ネットラップシーンではなく、HIPHOPシーンのことです。

 

例を挙げるとjinmenusagi、電波少女、Raqなどでしょうか。

 

正直なところ、今回ぎぎぎのでにろうが発表した音源には、ネットラップ特有の“臭さ”を感じてしまいました。

 

学生時代の私はこの“臭さ”がたまらなく好きだったのですが、今ではどうも小っ恥ずかしい感じがして好きではないですし、これはHIPHOPシーンで受け入れられるものではありません。

 

jinmenusagiや電波少女はこの“臭さ”がネットラッパー時代からあまり無く、現在はそれを完全に捨ててネットラップで培ったスキルだけを残し勝負することで、ネットラッパーとしてでなくラッパーとしてシーンに認知されることとなったと解釈しています。

 

T-Pablowは「ネットラッパーとは交わらない」と言っているわけですから、アンサーを返すのであればその“臭さ”を完全に捨てて、T-Pablowがいる畑で勝負すべきなのではないでしょうか。

 

別の畑に居たままでは、「交わらない」と言っている人間に反応してもらうことは出来ないでしょう。

 

 

 

また、ぎぎぎのでにろう自身がまだラッパーとしてT-Pablowに相手にしてもらえるレベルに達していないというのも事実で、見る人によっては単なる売名に感じることでしょう。

 

先陣を切ってアンサーした意気込みと、ネットラップに対する熱意は素晴らしいと思いますが、別のネットラッパーがアンサーするのを待ってほしかったです。

 

 

 

ネットラップシーンのヘッズだけが称賛する音源では全く意味がないのです。